すねの痛み:原因から施術、まきの接骨院でのアプローチまで
すねの痛みは、日常生活やスポーツ活動においてよく経験される症状です。その原因は多岐にわたり、それぞれ適切な対処法が異なります。ここでは、すねの痛みの一般的な原因と症状、当院での施術、そして患者様からの声やよくあるご質問について詳しく解説します。
すねに痛みがある症状
すねの痛みは、様々な原因によって引き起こされます。主な原因としては、以下の3つが挙げられます。
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シンスプリント: スポーツなどで過度なダッシュやジャンプを繰り返すことで、下腿の筋肉に負担がかかり、すねの骨(脛骨)の周囲に炎症が生じる症状です。特に、ランニングやジャンプを多く行う競技選手に多く見られます。痛みの特徴としては、運動中や運動後にすねの内側から後方にかけて鈍い痛みを感じることが多く、進行すると安静時にも痛みが出ることがあります。
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疲労骨折: 強い衝撃ではなくても、骨に繰り返し弱い力が加わることで、骨に小さなひびが入る(不全骨折)症状です。特に、硬い路面での長時間のランニングや、急激な運動量の増加などが原因となることがあります。シンスプリントと似た症状を示すこともありますが、疲労骨折の場合は特定の部位に圧痛が集中し、症状が進行すると歩行時にも強い痛みを感じることがあります。
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すねの打撲: すねをどこかにぶつけたり、スポーツ中に相手と接触したりすることで起こる外傷です。直接的な衝撃により、すねの表面の組織や骨にダメージが生じます。典型的な症状は、ぶつけた直後から痛み、腫れ、内出血が現れることです。特に、すねは骨が皮膚のすぐ下にあるため、比較的軽い衝撃でも強い痛みを感じやすい部位です。
一般的なすねの施術
すねの痛みの施術は、その原因によって大きく異なります。適切な診断とそれに基づいた施術を行うことが、早期回復への鍵となります。
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安静と固定: 疲労骨折や重度の打撲の場合、骨や組織の修復を促すために、まずは安静が最も重要です。患部に負担をかけないように、ギプスやサポーターやテーピングなどで固定することもあります。これにより、患部の動きを制限し、悪化を防ぎ回復を早めます。
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物理療法: 痛みの軽減や組織の修復を促進するために、様々な物理療法が用いられます。
- 超音波治療(LIPUSなど): 低出力パルス超音波(LIPUS)は、骨折の治癒を促進する効果が期待されています。打撲による炎症や腫れの軽減にも有効です。
- 電気治療(干渉波など): 低周波治療器の一種である干渉波は、筋肉の修復を促したり、血行を改善したりする目的で使用されます。筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減する効果が期待できます。
- アイシング: 急性の痛みや炎症がある場合、患部を冷やすことで、腫れや痛みを抑える効果があります。ただし、回復してきたらアイシングは逆効果なので専門家のアドバイスをもらいましょう。
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リハビリテーション: 骨折が修復した後や、痛みが軽減してきた段階で、関節の可動域を回復させたり、筋力を強化したりするためのリハビリテーションが行われます。固定期間が長かった場合、関節が硬くなる(拘縮)ことがあるため、ストレッチや運動療法を通じて、元の状態に戻していくことが重要です。
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テーピング: 痛みを軽減したり、患部の安定性を高めたりするために、テーピングが使用されることがあります。特に、スポーツ活動を継続する必要がある場合や、シンスプリントのように筋肉のサポートが必要な場合に有効です。
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筋肉の緩和とストレッチ: シンスプリントのように、筋肉の使い過ぎが原因で起こる痛みの場合、下腿部の筋肉を緩めたり、神経ストレッチを行ったりすることで、症状の改善を促します。筋肉の柔軟性を高めることで、再発予防にもつながります。
志木駅まきの接骨院での施術
まきの接骨院では、すねの痛みに対して、患者様一人ひとりの症状や原因を丁寧に鑑別し、最適な施術プランをご提案しています。
まず、詳細な問診と触診に加え、必要に応じて徒手検査を行い、痛みの原因が疲労骨折や打撲などの外傷によるものなのか、それともシンスプリントのような使い過ぎによる炎症が原因なのかを正確に診断します。
疲労骨折・打撲の場合
疲労骨折や打撲などの外傷と診断された場合、まずは安静と固定を最優先とします。当院では、回復を早めるために、LIPUS(低出力パルス超音波治療器)を用いた超音波治療を積極的に行います。LIPUSは、骨の修復を促進し、早期の回復をサポートします。
打撲による内出血がある場合は、重力によって足首や足底部に内出血が流れることがありますが、通常は徐々に吸収されますのでご安心ください。回復が進むにつれて、干渉波治療器を用いて、患部周辺の筋肉の修復や血行改善を促します。また、患部にテーピングを施したり、損傷部周囲に軽くマッサージを行ったりすることで、痛みの軽減と回復の促進を図ります。
骨折が修復された後は、固定による関節の拘縮(関節が硬くなる状態)を防ぐためのリハビリテーションを丁寧に行います。関節の可動域を回復させるストレッチや、筋力トレーニングを通じて、元の生活やスポーツ活動にスムーズに戻れるようサポートします。
シンスプリントの場合
シンスプリントは、外傷ではなくスポーツ障害に分類されます。下腿部の筋肉の酷使によって起こる症状ですので、痛みが強い場合は、まずは安静にすることが重要です。
当院では、痛みの原因となっている下腿部の筋肉の緊張を緩める施術を行います。手技によるマッサージや、必要に応じて電気療法を組み合わせることで、筋肉の柔軟性を高めます。また、神経ストレッチやトリガーポイント治療などを加えることで、症状の早期回復を促します。
どうしても練習を休めないといった状況の場合でも、まきの院長考案のテーピングを行うことで痛みを軽減し、活動を継続できるようサポートします。テーピングは、患部の筋肉をサポートし、負担を軽減する効果が期待できます。さらに、今後の再発予防のために、運動前後の適切なストレッチや、トレーニング方法のアドバイスも行います。
当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせて、これらの施術を組み合わせ、最も効果的なアプローチをご提案いたします。
患者様の声
20代 男性
陸上競技の練習のし過ぎですねを痛めました。まきの接骨院で診て頂くとシンスプリントとのことでした。走るとすぐに痛みが出てしまうので練習ができずに困っていましたが、LIPUSという超音波治療で徐々に回復し走れるようになりました。練習復帰の時にはテーピングをしてもらったのですが痛みが軽減して助かりました。
10代 女性
バスケの練習のし過ぎですねが痛くなり来院しました。繰り返しのダッシュやジャンプ等が多いとシンスプリントになるそうです。部活は休めないので接骨院に通いながらも練習を続けましたが何とか治りました。ありがとうございました!
Q&A
すねの痛みに関して、患者様からよくいただくご質問とその回答をご紹介します。
Q1:すねの痛みが続く場合、どれくらいの期間安静にすれば良いですか?
A1: 痛みの原因や程度によって異なりますが、疲労骨折や重度の炎症の場合は、数週間から数ヶ月の安静が必要になることもあります。痛みが強い場合は、無理をせず専門家の指示に従いましょう。まきの接骨院では、患者様の状態に合わせて具体的な安静期間や復帰へのステップをご提案します。
Q2: 痛みが軽くなったら、すぐに運動を再開しても大丈夫ですか?
A2: 痛みが軽減しても、すぐに元の激しい運動を再開するのはお勧めできません。まだ組織が完全に修復されていない可能性があり、再発のリスクが高まります。徐々に運動量を増やし、患部の状態を確認しながら進めることが大切です。当院では、元トレーナーの院長が運動再開のタイミングや、安全なトレーニング方法についてアドバイスさせていただきます。
Q3: テーピングはどのような効果がありますか?
A3:テーピングは、患部の筋肉をサポートし、負担を軽減する効果があります。また、関節の動きを安定させる効果も期待できます。まきの院長考案のシンスプリントテーピング場合には、下腿の筋肉の動きをサポートしたり、足底アーチをキープすることで痛みを軽減するのに役立ちます。打撲の場合には、患部の圧迫と保護を目的として使用されることがあります。
Q4: 自宅でできるケアはありますか?
A4:痛みが強い場合は、まずは安静にすることが有効です。シンスプリントのような使い過ぎによる痛みの場合は、下腿の筋肉のストレッチやマッサージも効果的です。ただし、自己判断での過度なケアは症状を悪化させる可能性もありますので、必ず専門家にご相談の上、適切なケアを行うようにしてください。
Q5: すねの痛みを予防するために、日常生活で気を付けることはありますか?
A5:運動を行う際は、適切なウォーミングアップとクールダウンをしっかり行いましょう。急激な運動量の増加は避け、徐々に体を慣らしていくことが大切です。また、自分に合ったシューズを選ぶことや、硬すぎる路面での長時間の運動を避けることも重要です。日頃から下腿の筋肉のストレッチを行う習慣を身につけることも、予防につながります。
すねの痛みでお悩みの方は、ぜひ一度まきの接骨院にご相談ください。患者様一人ひとりの症状に真摯に向き合い、最適な施術とサポートで、皆様の健康な生活を応援いたします。