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足底筋膜炎・足底腱膜炎 | 志木駅徒歩2分にある新座市で人気の接骨院
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足底筋膜炎・足底腱膜炎

 

足底筋膜炎・足底腱膜炎とは

足の裏に感じる痛み、特に朝起きた時の一歩目に「ギクッ」とするような激しい痛みは、もしかしたら**足底筋膜炎(そくていきんまくえん)かもしれません。足底筋膜炎と足底腱膜炎(そくていけんまくえん)**は同じ症状を指す言葉であり、本記事では「足底筋膜炎」として詳しく解説していきます。

私たちの足の裏には、かかとの骨から足の指の付け根まで伸びる帯状の組織があります。これが足底筋膜(足底腱膜)です。この足底筋膜は、足の裏のアーチ(土踏まず)を支え、歩行時や走行時の衝撃を吸収するクッションのような役割を担っています。この重要な足底筋膜に繰り返し負担がかかることで炎症が生じ、痛みが発生するのが足底筋膜炎です。

 

足底筋膜炎の主な原因

足底筋膜炎は、特定の活動や生活習慣によって引き起こされやすい傾向があります。

過度な運動による負担
マラソン、ハイキング、バスケットボールなど、足に繰り返し衝撃が加わる運動を頻繁に行う方は、足底筋膜への負担が大きくなります。特に、急な運動量の増加や、硬い路面でのトレーニングはリスクを高めます。

長時間の立ち仕事
立ちっぱなしの仕事や、硬い床の上での作業は、足底筋膜に常に緊張を与え、炎症を引き起こす原因となります。

加齢
中年以降の方では、特に明確な原因がなくても足底筋膜炎を発症するケースが見られます。加齢に伴い、足底筋膜の柔軟性が低下したり、衝撃吸収能力が衰えたりすることが関係していると考えられます。

 

足の構造的問題

扁平足(へんぺいそく)
足のアーチが低く、土踏まずが潰れている状態です。足底筋膜が常に引き伸ばされた状態になり、負担が増大します。

ハイアーチ
足のアーチが高すぎる状態です。足底筋膜が短縮しやすく、柔軟性が低下することで炎症を引き起こしやすくなります。

 

不適切な靴の使用
クッション性が低い靴、サイズが合わない靴、ヒールの高い靴などは、足底筋膜に不必要な負担をかけ、痛みを悪化させる可能性があります。

 

筋肉の柔軟性低下・筋力低下
ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性が低下すると、足首の動きが制限され、足底筋膜への負担が増加します。また、足裏の小さな筋肉の筋力低下も、アーチの維持能力を低下させ、足底筋膜炎のリスクを高めます。

 

体重増加
体重が増えることで、足にかかる負担が大きくなり、足底筋膜炎のリスクが高まります。

これらの要因が単独、または複合的に作用することで、足底筋膜に微細な損傷が生じ、炎症が起こり、痛みとして現れます。

 

足底筋膜炎の症状

足底筋膜炎の症状は多岐にわたりますが、いくつかの特徴的なパターンがあります。

1.足裏を押した時の痛み

足の裏、特にかかとの内側や土踏まずのあたりを指で押すと、ズキッとした痛みを感じることがあります。これは、炎症が起きている部位に直接圧力がかかるためです。

 

2.足の指を反らした時の痛みと張り

足の指を上に反らすと、足底筋膜が引っ張られ、足の裏全体に張り感や痛みを感じることがあります。これは、足底筋膜が伸びることで炎症部位が刺激されるためです。

 

3.朝起き上がった際の一歩目の激痛

足底筋膜炎の症状で最も特徴的で、多くの患者様が訴えるのが、朝、ベッドから起きて最初に床に足を着いた時の激しい痛みです。「ガラスの破片を踏んだような刺すような痛み」「かかとが砕けるような痛み」と表現されることもあります。これは、就寝中に足底筋膜が縮んだ状態で固まり、起きて体重をかけた際に急激に引き伸ばされることで、炎症部位が強く刺激されるために起こると考えられています。

 

4.動き始めの痛み

しばらく座っていた後や、車から降りた時など、休憩後に動き出す際に足裏に痛みを感じることがあります。しかし、しばらく歩いていると痛みが和らぐことが多いのも特徴です。これは、活動することで足底筋膜が徐々に伸びてくるためと考えられます。

 

5.運動後の痛み

スポーツや長時間の歩行など、足に負担のかかる活動を行った後に、運動中よりも運動を終えてから痛みが増すことがあります。これは、運動による微細な損傷や炎症が、活動終了後に顕著になるためです。

 

6.痛む部位

痛みを感じる場所は、主にかかとの骨と足底筋膜の付着部(かかとの前側、土踏まずの始まりあたり)が多いですが、足裏の真ん中あたりや、指の付け根に近い部分に痛みを訴える方もいらっしゃいます。これは、足底筋膜のどこに炎症が起きているかによって異なります。

 

足底筋膜は足の縦アーチを形成する重要な役割を担っています。長時間の歩行や立ち仕事などでこのアーチが潰れてしまうと、足底筋膜の付着部に過剰なストレスがかかり、炎症を引き起こす原因となります。

 

一般的な足底筋膜炎の治療方法

足底筋膜炎の一般的な治療は、痛みの軽減と炎症の抑制を目的として行われます。多くの場合、保存療法(手術をしない治療)が選択されます。

1.安静と活動制限

最も基本的な治療法です。痛みを悪化させるような活動を控え、足への負担を軽減します。特に、痛みが強い時期は、激しい運動や長時間の立ち仕事を避けることが重要です。

2.アイシング(冷却)

炎症が強い時期には、患部を冷やすことで炎症を抑え、痛みを和らげることができます。123回、1520分程度を目安にアイシングを行います。

 

3.ストレッチング

足底筋膜やアキレス腱、ふくらはぎの筋肉の柔軟性を高めるストレッチは非常に重要です。硬くなった筋肉が足底筋膜への負担を増大させるため、これらの部位を重点的に伸ばすことで痛みの軽減につながります。

 

4.インソール(足底板)の使用

足のアーチを適切にサポートし、足底筋膜にかかる負担を軽減するために、インソールが処方されることがあります。市販のものから、足の形に合わせてオーダーメイドで作るものまで様々です。

 

5.薬物療法

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs: 痛みや炎症を抑えるために、内服薬や湿布、塗り薬が処方されることがあります。

ステロイド注射: 痛みが非常に強い場合や、他の治療法で効果が見られない場合に、炎症部位に直接ステロイドを注射することがあります。しかし、長期的な使用は組織の脆弱化を招く可能性もあるため、慎重に行われます。

 

6.物理療法

温熱療法、電気療法、超音波療法など、血行促進や筋肉の緊張緩和、痛みの軽減を目的とした物理療法が行われることがあります。

 

7.テーピング

足のアーチをサポートしたり、足底筋膜への負担を軽減する目的でテーピングが用いられることがあります。

 

8.運動療法

足裏の筋肉を強化するエクササイズや、バランス能力を向上させるトレーニングなどが行われることがあります。

 

これらの治療法を組み合わせることで、多くの足底筋膜炎の症状は改善に向かいます。しかし、症状が改善しない場合や、再発を繰り返す場合は、より専門的な治療が必要となることもあります。

 

まきの接骨院の足底筋膜炎治療

当院では、足底筋膜炎の根本的な原因にアプローチし、痛みの改善だけでなく再発防止にも力を入れています。患者様一人ひとりの状態を丁寧に評価し、最適な治療プランをご提案します。安静の期間の指示や運動療法、テーピングなど一般的な治療法はもちろん行います。この他にも行っているまきの接骨院で行う特徴的な施術をいくつか挙げます。

1.電気治療:深部の炎症にアプローチ

当院では、超音波治療または干渉波治療を行います。

超音波治療
高周波の音波を患部に当てることで、深部の組織に微細な振動を与え、血行を促進し、炎症を抑制します。硬くなった組織の柔軟性を高める効果も期待できます。特にLIPUS超音波治療器はおすすめです。

干渉波治療
異なる周波数の電流を体内で交差させることで、深部の筋肉に刺激を与え、血流を改善し、痛みの物質の排出を促します。筋肉の緊張を緩める効果も高く、疼痛緩和に効果的です。

これらの電気治療により、硬くなっている足底筋膜や周囲の筋肉を緩め、血行を改善することで、治癒を促進します。

 

2.筋肉の緊張緩和:手技による丁寧なアプローチ

足底筋膜炎の痛みは、足底筋膜自体の炎症だけでなく、周囲の筋肉の過度な緊張が原因となっていることも少なくありません。特に、ふくらはぎや足裏の筋肉が硬くなると、足底筋膜への負担が増大します。当院では、熟練した施術者が手技によって、硬くなった筋肉を丁寧にほぐし、筋緊張を緩和させます。また、適切なストレッチ指導も行い、ご自宅でも継続してケアできるようサポートします。これにより、足の動きがスムーズになり、足底筋膜への負担を軽減します。

 

3.トリガーポイント解除:痛みの根本をターゲットに

トリガーポイントとは、筋肉の中にできる「しこり」のようなもので、そこを刺激すると離れた場所に痛みを引き起こす特徴があります。足底筋膜炎の痛みは、かかとや足底部だけでなく、ふくらはぎや太もも、お尻の筋肉にあるトリガーポイントが原因となっていることがあります。

当院では、これらのトリガーポイントを特定し、特殊な方法で解除する施術を行います。トリガーポイントを解消することで、関連する部位の痛みを根本から抑えることができる可能性があります。患者様ご自身では気づきにくい痛みの原因にアプローチすることで、より効果的な症状改善を目指します。

 

4.神経ストレッチ:足底の痛みの原因となる神経へのアプローチ

足底の痛みには、足底に走る神経が関与している場合があります。足底を走る神経は、もともと坐骨神経から枝分かれしています。坐骨神経は、腰からお尻、太ももの裏を通って足先まで伸びる大きな神経です。この神経の通り道にどこかで圧迫や緊張があると、足底の痛みとして現れることがあります。

当院では、坐骨神経から足底までの神経の通り道にアプローチする神経ストレッチを行います。神経の滑走性を高め、圧迫を解放することで、足底部の痛みを改善・解消できる可能性があります。一般的な治療では見落とされがちな神経系の問題にも着目し、多角的な視点から症状の改善を目指します。

これらの複合的な治療を組み合わせることで、患者様一人ひとりの足底筋膜炎の状態に合わせた最適なアプローチを提供し、早期回復と再発予防をサポートします。

 

患者様の声

50代 女性
まきの接骨院で足底筋膜炎の治療を受け、足の痛みが改善しました。特に朝起きた時の一歩目の激痛がなくなり、普通の生活が送れるようになったことに感動しています。

40代 女性
特に夕方になると足の裏全体がジンジンと痛み、歩くのも辛い状態でした。まきの接骨院では、電気治療とマッサージをして頂き徐々に痛みが和らいでいくのを実感しました。先生から教えていただいたストレッチを毎日続けることで夕方の痛みも軽減しています。

 

Q&A

Q1: 足底筋膜炎にインソールはどうですか?

A1: インソールは、足底筋膜炎の治療において有効な手段の一つとして一般的に推奨されています。 足のアーチを適切にサポートし、足底筋膜にかかる負担を軽減することで、痛みの緩和につながります。

もし、インソールを使用することで、朝の痛みや歩行時の痛みが大幅に軽減されるのであれば、積極的に導入する価値は十分にあります。 特に、扁平足の方や、足のアーチが低下している方には、インソールによるサポートが効果的です。

一方で、インソールを試しても痛みにほとんど変化が見られない場合や、不快感がある場合は、無理に使い続ける必要はありません。その場合は、足底を適切にサポートしてくれるクッション性の高いシューズを選ぶだけで十分なこともあります。靴選びも非常に重要で、かかとをしっかりホールドし、足の指が自由に動かせる、そして底が柔らかすぎず硬すぎない靴が理想的です。

 

Q2: タオルギャザートレーニングはどうですか?

A2: タオルギャザートレーニングは、足底筋膜炎の改善に有効なエクササイズの一つとして知られています。 これは、床に広げたタオルを足の指だけで手前にたぐり寄せることで、足裏の小さな筋肉(内在筋)を鍛える方法です。

このトレーニングの目的は、足裏のアーチを支える重要な筋肉を強化し、足底筋膜への負担を軽減することにあります。足裏の筋肉がしっかり働くことで、歩行時や運動時の衝撃吸収能力が高まり、足底筋膜のストレスを減らすことができます。

しかし、注意点もあります。痛みが強い時期に無理に行うと、かえって炎症を悪化させてしまう可能性があります。また、正しいフォームで行わないと、期待する効果が得られないだけでなく、他の部位に負担をかけてしまうこともあります。

当院では、患者様の現在の痛みの状態や足の状態を評価した上で、タオルギャザートレーニングを行うべきか、いつから始めるべきか、そして正しいやり方についても詳しくアドバイスいたします。 痛みが強い場合は、まずは炎症を抑える治療を優先し、痛みが落ち着いてから、徐々にトレーニングを導入していくのが一般的です。

タオルギャザートレーニングは、足底筋膜炎の予防や再発防止にも役立つため、症状が改善した後も継続して行うことをお勧めします。ご自宅で手軽にできるエクササイズですので、ぜひ日々のケアに取り入れてみてください。

Q3: 足底筋膜炎の痛みがある場合、どのような運動ならできますか?

A3: 足底筋膜炎の痛みがある時は、足への負担を最小限に抑えつつ、全身の健康を維持できる運動を選ぶことが大切です。具体的な運動の種類や強度は、痛みの程度や症状によって大きく異なりますが、一般的には以下のような運動が推奨されます。

重要なのは、痛みを感じたらすぐに運動を中止することです。 無理をして運動を続けると、炎症が悪化し、治癒が遅れる可能性があります。どのような運動が適切か、どの程度の強度で行うべきかについては、必ず専門家にご相談ください。当院では、患者様の状態に合わせて、安全に行える運動や、リハビリの一環としてのエクササイズ指導も行っています。

Q4: 足底筋膜炎はどのくらいの期間で治りますか?

A4: 足底筋膜炎が治るまでの期間は、症状の重さ、発症からの期間、治療への取り組み方、生活習慣など、多くの要因によって大きく異なります。

足底筋膜炎は、日常生活に大きな影響を与える痛みですが、適切な治療とセルフケアによって必ず改善します。足の痛みでお悩みの方は、一人で抱え込まず、ぜひ一度当院にご相談ください。あなたの足の状態に合わせた最適な治療プランをご提案し、痛みのない快適な毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

トリガーポイント
LIPUS超音波治療器