かかとの痛み
かかとの痛みには様々な原因があります。例えば、足底筋膜炎、アキレス腱炎、踵骨骨折、脂肪体炎、シーバー病等です。多くは使い過ぎによる炎症や筋腱の硬さが原因です。
足底筋膜炎
かかとと足底筋膜の付着部の緊張や炎症により痛みがあります。マラソンなどのスポーツや立ち仕事の方に多いようです。完全に断裂することは稀ですが、繰り返しの衝撃で足底筋膜に傷がつき痛みを発生させている可能性もあります。
アキレス腱炎
アキレス腱の付着部である踵骨（かかとの骨）に繰り返し牽引力が加わり炎症を起こします。アキレス腱をつまんで痛みがある場合これを疑います。マラソンやジャンプする競技を行っている方に発生しやすい症状です。
踵骨骨折
高いところから飛び降りた際にかかとが骨折することが多いようです。
歩行困難になります。打撲で済むケースもありますが、強い痛みがある場合には整形外科でレントゲンを撮る必要があります。
脂肪体炎
かかとには踵骨下脂肪体という暑さ１～２ｃｍの脂肪があります。足底が接地する際の衝撃を４７～６６％吸収すると言われています。繰り返しの外力による炎症のため安静が必要です。
シーバー病
成長期のかかとの骨（踵骨骨端部）に負荷がかかり炎症が起き、痛みを引き起こします。一般的に予後は良好ですが、痛みの強い場合運動を控える必要があるかもしれません。
まきの接骨院のかかとの痛みの治療
かかとの痛みは多くの症状が考えられるため、まずは痛みの原因が何かを調べていきます。
かかとの後ろ側、下、足底などそれぞれ症状により痛みの出る部位は変わります。
まずはその症状が急性のケガや使い過ぎによる炎症もしくは筋緊張によるものやトリガーポイントや筋スパズムかどうかを見極める必要があります。
そのためにはいくつかのテストを行い症状を限定していきます。
ケガや炎症あれば超音波などの電気治療をメインに施術を行います。もし、筋緊張やトリガーポイント等であれば手技をメインに施術を行います。
私の経験上では骨折やアキレス腱炎、脂肪体炎以外であれば筋緊張が原因でかかとに痛みを生じるケースが多いように感じます。
サッカーをしている少年が、シーバー病と整形外科で診断された場合でもトリガーポイントへの施術で短期間に復帰できる例は何度も経験しました。
かかとの内側が痛むといった患者様の施術もある筋肉への施術で１階の治療で痛みが半減することもあります。
かかとの部位や症状によって施術方法をきちんと選択することで早期回復に繋がると言えるでしょう。