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ゴルフの練習をし過ぎて、左のお尻から大腿部にかけて痛みとしびれがある | 志木駅徒歩2分にある新座市で人気の接骨院

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ゴルフの練習をし過ぎて、左のお尻から大腿部にかけて痛みとしびれがある❘新座市 まきの接骨院

先日、左のお尻から大腿部にかけて痛みとしびれがあるという60代男性の方が整体を受けられました。歩行中も痛いし、車の運転時も症状が出てくるとのことでした。

よくよくお話を伺うと最近ゴルフのコーチに見てもらっているそうで、そのコーチが左側の壁をつくることが大切だということで、左お尻から大腿部にかけて力を入れてブレないようスイングするという練習を2時間くらいずっとやっていたそうです。

確かに骨盤がぶれると球が安定しないので壁をつくることは大事です。しかしこの方の場合練習をし過ぎて左の壁を作る際に使っている筋肉を酷使してしまいトリガーポイントができてしまったようでした。骨盤の横にある筋肉群は歩行の安定性に関連しますがゴルフの場合は固定して使うのでこういった症状の方は多くいらっしゃいます。

トリガーポイントとは筋肉の緊張などからくる痛みやしびれを起こす部位です。場合によってはお尻が原因なのに大腿部等に痛みが出る事もあります。(坐骨神経痛と間違われる事が多いです)すぐに殿筋のトリガーポイントがあやしいと思ったので、その周囲をチェックし施術を行いました。

一応、ケガの可能性も考慮し靭帯や筋肉をチェックしましたが問題はないようです。
この場合トリガーポイントが原因の可能性が高いのでピンポイントでトリガーポイントを解除する施術を行いました。

施術開始(少し細かく何をしたか説明します)

まずは、正確にトリガーポイントに指を当ててゆっくりと押していきます。すると患者様が『ううっ』と痛みをがまんする声が聞こえます。やはりこの部位に問題があるようです。皆さん私がかなり強い力で押していると思うようですが、たいして押してはいません。試しに反対のお尻を押すと『嘘だ』と笑われる方がいらっしゃいます。

トリガーポイントの特徴の一つですが【ジャンプサイン】というものがあり、飛び跳ねるくらい痛みが強いというという事が、このポイントの証明でもあるのです。押すとかなり強い痛みがあるようなので、カウンターストレインというテクニックに切り替えて行います。これは全く痛みはなく気持ちの良い施術法です。

このあと、軽く押す程度なら痛みはなくなったので、先ほどの様にトリガーポイントを押しました。時間にしては数分です。今回は痛みはあるものの耐えられそうです。数分間押していくのですが、私の指の下のトリガーポイントが徐々に緩んでいくのが分かります。

ずっと押していくと指に拍動を感じ始めます。こうなると大分緩んだというサインです。ここで患者様にペインスケールを確認します。ペインスケールとは最初の痛みが10段階のうちの10(痛みが一番強い)として今はいくつなのかを確認する事です。たいていはこのあたりで5くらいになっています。

一旦休憩してもう一度押していきます。今度はもっと早い時間で緩みます。ペインスケールが4以下、もしくは押されている感じはするが痛みはなくなります。こうなればOKです。
これをもう一つのトリガーポイントにも行います。お尻から大腿部にかけての症状を起こすトリガーポイントは2か所なので、両方に介入することで取りこぼしが減らせます。

施術はここで終わりではありません。さらにトリガーポイントにASTRというストレッチテクニックも行います。これでトリガーポイントへの施術は終了です。ASTRは整形外科医の松本不二生先生が開発したテクニックで局所的なストレッチ及び神経の興奮抑制を行うテクニックです。

この他にトリガーポイントの周りの筋肉もほぐします。強い筋肉の緊張は周りにも波及し緊張を起こすからです。さらに、坐骨神経等の神経による症状も考慮し神経ストレッチを行いました。

整体の時間が30分でしたのでこれで終了しましたが、さらに言えば全身をチェックして問題点があればその部位にも介入するのが正解です。しかし、コンペの為に早く治したいとのことでしたので左のお尻としびれを集中的に施術しました。

生活習慣でこのトリガーポイントになった場合は戻りやすいので、数回の施術が必要になることが多くなります。この方の場合は、ゴルフが原因なので戻りは少なさそうです。

セルフケアを指導させて頂き、初日はこれで終了しました。

 

1週間後にもう一度施術をしましたが、翌日にはほぼ痛みは消えたとのことでした。
この日もダメ押しのトリガーポイント施術や神経ストレッチを行いましたが、あまり痛みは感じない様でした。あと数日に迫ったコンペにも参加できそうとのことで喜んでいらっしゃいました。

この方のケースは使い過ぎで筋肉の損傷(ケガ)ではなく、トリガーポイントによる痛みとしびれだったようですね。

このようにまきの院長は、施術する際に何が問題であるかを把握し、予測をたて施術を行います。
適当にほぐしているだけではないので、ご安心ください。
同じような症状でお悩みの方はご相談ください。