トリガーポイントの施術の有効性(自律神経機能・圧痛)を解説 志木駅整体 まきの接骨院
トリガーポイント(TP)圧迫の有用性について(研究報告紹介)
トリガーポイントの圧迫が脳内の血行動態や自律神経や慢性痛の鎮痛にどのように効果があるのか?を調査したの研究をご紹介します。
方法
慢性の頚部痛を抱える成人女性19名にトリガーポイントを圧迫するグループ(TP)とトリガーポイントではない部位を圧迫したグループ(Non-TP)に分け施術を行いました。
つまり、痛みのある部位に有効とされているトリガーポイントを正確に圧迫するグループとトリガーポイントに近いがズレている部位を圧迫したグループです。
測定
測定の内容は以下の項目で検証
1)前頭前野の酸素化ヘモグロビン値(Oxy-HB)
2)自律神経活動(LF/HF比)
3)主観的スコア
結果
正確にトリガーポイントを圧迫したグループは、主観的な痛みスコアの有意な改善、Oxy-Hb濃度低下、交感神経活動低下が見られました。
Non-TPグループ結果
1)前背内側全島や領域Oxy-Hb濃度上昇
2)副交感神経の指標となるHF低下
3)交感神経活動の指標となるLF/HF比上昇
TPグループ結果
1)前背内側全島や領域Oxy-Hb濃度低下
2)副交感神経活動の指標となるHF上昇
3)交感神経活動の指標となるLF/HF低下
結果まとめ
・Oxy-Hb濃度低下するほど交感神経活動は低下
・交感神経活動が低下するほど主観的痛みスコアが低下
考察
トリガーポイントの圧迫は慢性痛の痛みを抑えると同時に疼痛の増悪を抑制する。
とこちらの研究では報告している。
まきの接骨院のトリガーポイント施術
まきの接骨院では以前よりトリガーポイントへの施術を行ってきました。
トリガーポイントへの施術は疼痛抑制になるという報告は多くあります。
硬くなった筋肉をただほぐすのではなく、きちんとしたポイントを正確に施術することが慢性痛改善に役立つのです。
以下の研究を簡単にご紹介させて頂きました。